アリババグループ傘下の具身知能企業アリババリンボテクノロジーは、北京に全額出資の子会社「アリババリンボテクノロジー(北京)有限公司」を設立しました。会社の法定代表者は朱興で、登録資本金は500万人民元であり、事業範囲は産業用ロボットの販売、設置およびメンテナンス、知能ロボットの販売と研究開発、飲食管理、デリバリーサービスなどを含んでいます。株式構造は、アリババグループ傘下の上海アリババリンボテクノロジー有限公司が全額出資していることを示しています。
アリババグループが今回北京に全額出資の子会社を設立したことは、具身知能分野における重要な配置の一環です。2024年末にアリババリンボテクノロジーが具身知能ビジネスに特化して設立されて以来、アリババはロボット分野で「エコシステムへの投資、実体の構築」から「脳の構築」への三段階の展開を完了しました。今回の北京新会社の設立は、事業範囲が明確に知能ロボットの研究開発と販売を含んでおり、アリババグループが技術研究開発から商業化への進展を加速していることを示しています。
リンボ全スタック脳 2.0 多シーン実装 ロボットが実際の薬局に進出
先日終了した2026年世界ロボット大会で、アリババリンボテクノロジーはその「汎用脳」が多シーンでの連続作業能力を展示しました。上海の国大薬局では、アリババリンボロボットが正式に夜間の仕分け業務を担当し、業界初の実際の薬局内で運用される薬品仕分けソリューションとなりました。このシステムは店舗に対してハードウェアの改造を必要とせず、ロボットは既存の環境で自律的に注文を受け、薬品を識別し、仕分けを完了できます。産業用の上下料や倉庫仕分けなどのシーンにおいても、アリババリンボ脳を搭載した異なるブランド、異なる構成のロボットが同じ「汎用脳」を共有して作業を行うことができます。
これを支えるのは、アリババリンボが今年7月に発表した全スタック脳 2.0で、LingBot-Vision、LingBot-Depth 2.0、LingBot-VLA 2.0、LingBot-Video、LingBot-World 2.0、LingBot-VA 2.0の6つの成果を含み、知覚、理解、意思決定、動作生成などのコア能力をカバーする完全なモデル体系を構築しています。その中で、具身基盤モデルLingBot-VLA 2.0は、事前訓練段階で6万時間の高品質な実物理データを取り入れ、17の主流ロボットブランドの20種類以上の構成をカバーしています。
今年8月までに、リンボ全シリーズのオープンソースモデルはGitHub上でのStar数が3万を突破し、中国国内の具身知能プロジェクトで首位に立っています。
スマート薬局が「十大館宝」に選出 戦略が上海から全国へ拡大
アリババグループ傘下の具身知能企業アリババリンボは、国大薬局と協力して構築した「ロボットスマート薬局」が、先日開催された2026年世界人工知能大会で「十大館宝」に選出されました。アリババリンボのCEO朱興は、リンボテクノロジーがサービス分野に焦点を当て、業界をリードするロボット製品を構築し、ロボットを生活に取り入れることを目指していると紹介しました。今回の北京新会社の設立は、この戦略が上海から全国へと拡大する最新の一歩です。
| プロジェクト | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | アリババリンボテクノロジー(北京)有限公司 |
| 法定代表者 | 朱興 |
| 登録資本金 | 500万人民元 |
| 持株構造 | 上海アリババリンボテクノロジー有限公司全額出資 |
| 事業範囲 | 産業用ロボットの販売、設置およびメンテナンス;知能ロボットの販売と研究開発;飲食管理;デリバリーサービス |
| 全スタック脳 2.0 モジュール | LingBot-Vision、LingBot-Depth 2.0、LingBot-VLA 2.0、LingBot-Video、LingBot-World 2.0、LingBot-VA 2.0 |
| 事前訓練データ規模 | 6万時間の高品質な実物理データ |
| カバーするロボットブランドと構成 | 17の主流ブランド、20種類以上の構成 |
| GitHub Star数 | 3万を突破(今年8月時点) |

